第8回 オペラ鑑賞会
2008/04/19 AAFC Opera 資料
担当 : 佐藤 久男


恒例の久寺家近隣センターで6名の参加者を得て開催した。
演目は世界最古のオペラと言われる モンテヴェルディの「オルフェオ」でアーノンクール指揮、チューリッヒ歌劇場の演奏によるもの。ポネルの重厚な演出と相まって素晴らしい演奏を見せてくれた。


モンテヴェルディ 歌劇 「オルフェオ」

 

作曲  1853年
原作  ギリシャ神話
台本  A.ストリッジョ

初演  1607年 マントヴァ
L'Orfeo


演奏       フィリップ・フッテンロッハー(オルフェオ)
          ラシェル・ヤカール(エウリディーチェ)
          トゥルデリーゼ・シュミット(音楽の女神)
          グレニス・リノス(シルヴィア、プロセルピナ)
          ヴェルナー・グレッシェル(プルトーネ)
          ローラント・ヘルマン(アポロ)
          フランシスコ・アライサ(牧人、霊)、他
          チューリヒ歌劇場バレエ団
          指揮:アルノンクール
         収録:1977年、チューリヒ歌劇場


<あらすじ>

オルフェオは竪琴の名手。彼にはエウリディーチェという妻がいる。
ある日、エウリディーチェは毒蛇に足を噛まれて死んでしまう。
最愛の妻を失ったオルフェオは嘆き悲しむが、やがて意を決して、エウリディーチェを取り戻しに黄泉の国へ降りていく。
黄泉の国に行くには川をわたらなければならない。この川の渡し守カロンテは死者しか渡すことはできない、とオルフェオを拒む。 そこでオルフェオは自慢の竪琴と歌でカロンテを説得しようとするがなかなか上手くいかない。 しかしカロンテがまどろんだ隙をついて川を渡り、黄泉の国に入る。 ここで、また音楽を奏でて、黄泉の国の王妃プロセルピーナを感動させ、彼女のとりなしによって黄泉の国の王プルトーネからエウリディーチェを連れ帰る許可を得る。ただし地上に達するまで振り返って妻を見てはならない、という条件が付けられる。ふたりは地上へ出発するが、オルフェオはだんだん不安になってくる。エウリディーチェは本当に後ろからついてくるのか。 再び黄泉の国に連れ戻されてしまうのではないか。不安を抱くオルフェオは騒がしい物音に耐えきれず、後ろを振り返ってしまう。 約束は破られた。エウリディーチェは再び黄泉の国にもどり、オルフェオはひとり寂しく地上に帰る。

以  上