AAFC

メーカー・販売店による試聴会

「日東紡音響エンジニアリング(株)による
オーディオコンサート」

2013年7月7日
分科会資料

講師 : 日東紡音響エンジニアリング
山下部長

コーディネーター : 福林 羊一

記録 と 写真  :  脇田 隆夫



 森の中で聴く音は爽やかで通りが良くブーミーな音は一切存在しない。鳥の声、蝉の声、沢の音、風の音、山歩きしながらの会話然り。異なる太さの樹木が音を乱拡散しているのではとの発想からスタート。今回は今や各方面から確固たる信頼を得ている同社のルームチューニング製品シルヴァンの紹介である。
 4年前に同社の研究所をメンバー5名で訪ねた。広い会場に僅か2本を置くだけで、あっと驚く効果に感銘を受けた覚えがある。
 今回は日頃使い慣れた久寺家の会場、装置で如何なる変化があるのか。
 最初にいつもの通り鳴らしたのは「シェラザード」コンドラシン指揮アムステルダムコンセルトヘボー、演奏・録音とも優秀なフィリップスCD。ところが低音は鈍く団子状、高音はきつく全体にモタっとしている。なんだか今日は何時になくおかしい。湿度のせいかもしれぬ。
 そこでシルヴァンの登場。 SPの外側に設置。あれっ、耳を疑う。緻密で爽やか、部屋いっぱいにサァーとステージが広がる。 ソロヴァイオリンが浮かび上がる、低音が自然に響く。 こんな良い音が入っていたのか・・一同息を飲む雰囲気となる。

 次に外してみる、元の解像度の鈍い音に逆もどり。
 今度はスピーカーの中央に設置。広がりは無いが奥行きが出てくる。だが外側の方の効果が顕著。
 外側にシルヴァンを設置する。おなじみカンタータドミノ。ソプラノが中央に定位、コーラス、オルガンが心地良く部屋中に響く。それぞれの位置関係がわかる。
 外す。ソプラノ、コーラス、オルガン、が混合してしまう。オルガンはブーミー。
 次々「設置」「外す」のテストを重ねる。ジャズボーカル、ヴァイオリンソロ、ボサノバ、JAZZギター、オスカー・ピーターソン、ウイーンフィルのライブ。効果はいずれも歴然、これは本物である。

 小型の横置き、薪のような「アンク」これを中央に一本置く。
奥行き静けさが増し、ヴェールを一枚剥がしたように聴こえる。

 前席の方と、後方席の方と入れ替えをしてみる。シルヴァンからあまり離れると少し効果が薄まるがあまり神経質になることは無い。
 説明にあたられた山下さん、久寺家のホールが意外と広くシルヴァン2本で効果が出ない場合を考えて他に数本スタンバイしていたが標準型シルヴァン2本で効果歴然、壁からの反射音を見事に乱拡散。結局使わず終いとの事。

 部屋は買い替え出来ないし、改造はとても難しい。これだけの効果がある・・さあ、悩ましい事になりました。皆さんも同じでしょうね。


以 上